31通目:経営は実践! 評論家になってしまうと、経営は後退する。

 
「たまには違う道を歩いてみるもんだ!」
最寄駅からクライアントへ向かう道。

ちょっと早く着いたので、
いつもとは違う道で行ってみようと
冒険してみたところ…、

そこには…、

桜並木が!!!

 
すみません…、

ちょっと盛りました…(汗)

桜並木…というほどではなかったのですが、
それでも桜を充分に堪能できる、”小”並木でした。

 
今年もお花見はナシかなぁ…、

そんなことを思っていただけに、
思わぬ桜見物に、心が癒されました。

  
”たまには違う道を歩いてみる”

安心安全のいつもの道から外れてみる。
たったこれだけでも、人生は変わる。

 
言い方を変えれば、

”パターンを変えてみる”

同じパターンは楽なので
どうしても繰り返してしまいがちですが、
パターンを変えることで、
見えてくる景色もあるのです。 

  
そんなことに気づかせてくれた
ちょっとした冒険でした。

 
ということで、
ようやく春。

 
過ごしやすい季節になってきましたが、
4月は、”新たなスタートの月”

学校生活という、子どもの頃からの刷り込み効果からか、
私たちの中には、

”4月になるとリフレッシュされる”
 
どうやら、
そんなプログラムが組み込まれているようです。 

  
先日も、
そのプログラムが発動したと思われる2人の起業希望者が、
相談にやってきました。

 
ひとりは、30歳の男性Oさん、

もうひとりは、33歳の女性Fさん。

それぞれやりたいことがあり、
起業を考えているようです。

 
この2人の相談に乗り、
いろいろと話を聞かせてもらいましたが、

成功する、しない、

これが、ハッキリと見えました。

 
といっても、

私は占い師ではないし、
未来が見える特別な能力はありません。

 
しかしながら、

「この人は、きっと成功するだろう!」

「あぁ…、この人は、5年後も同じ話をしてるだろうな…」

この違いが明確に見えたのです。

 
その違いとは何か…?

それが、

”実践の差”

 
簡単に言えば、

”やっているか、いないか”

この違いです。

当たり前と言われてしまえば、
それまでですが、
とても重要なことだと思うのです。

 
たとえば、

女性Fさんの方は、3年後を目途に、
カフェをオープンしたいとのこと。

そのために、
資金を貯めるとともに、

・カフェ巡り

・物件探し

・オリジナルメニューの開発

・経営大学院への進学 

などなど、

”いま、できること”  

これを確実にやっているのです。

 
Fさんの話を聞いていて、

「この人は、3年後にはカフェをオープンするだろうな…」

そう思いました。

 
対して、 

男性Oさんの方は、
やりたいことはあるものの、
競争が厳しいので、迷っている…、
とのこと。

 
そんなOさんに、
私は質問しました。

「競争が厳しいとは、どんなところで感じるのですか?」

すると、Oさんは、

「そうですね…、街には同業がたくさんいるので…」

何とも歯切れの悪い答えが返ってきました。

 
Oさんは、
カレーショップを開きたいようなのですが、
競争が厳しい…というイメージだけで迷っているのです。 

 
「そうですか…、
具体的に動いたうえで、厳しさを感じたわけではないんですね」

気づいてほしく、
私はちょっと意地悪に答えました。

 
言うまでもなく、
どんな世界でも、”競争は厳しい”
当たり前です。

 
その当たり前を受け入れて、
厳しい競争をどう戦い抜き、どう生き抜くのか?
これを真剣に考え、実践することでしか
Oさんが望むものは、手に入らないのです。

 
具体的な動きを何もしていないOさんの話を聞いて、

「このままだと、きっと5年後も迷っているだろう…」

Oさんには、
小さなことでいいから、”まずは動いてみること”
これをアドバイスしました。

 
たとえば、

物件を探しに街を歩くだけでも、
いままでになかった電気信号が
脳内を刺激することでしょう。

少なくても、起業の相談に来るぐらいですから、
やる気はあるはずです。

きっかけ次第で、Oさんも変われると思います。
競争が厳しい…なんて、評論しているようではダメなのです。

 
”迷っている暇があったら、動け!”
 
2022年がスタートして、
気がつけば、4月も中旬。
時間はあっという間に過ぎていきます。

実践こそがすべての経営において、
時間は貴重な経営資源です。

このことは、
これからの経営者だけの話ではありません。

当然ながら、
いま現在、経営者になっている人にも言えることです。

 
約20年、
たくさんの経営者の方を見てきましたが、
成功している方は、もれなく実践しています。

もちろん、
実践するまでは迷います、考えます。
逃げ出したくなるときもあるでしょう。

それでも、
いろいろな人の話を聞き、衆知を集め、
経営者自身の判断で、最後はズバッと決めます。

  
対して、

あまりうまくいっていない経営者は、

”不安の先取り”

「ああなったら、どうしよう…」

「こうなったら、どうしよう…」

結局、決断できずに先延ばし。
決断できなければ、実践も先延ばしになるので、
経営が後退していく…。
至極当然の話ですよね。

 
とはいえ…、

決断・実践は難しい。
誰でも迷います。
もちろん、私もです。

 
そんなときに大切なことは、

”いろいろな人の話を聞き、衆知を集めること”  
 
そのうえで、

”最後は、経営者自らの責任で決断すること”

 
たまに…、

どうしたらいいか…決断まで求めてくる人もいますが、
それは単なる依存です。

経営者の仕事のひとつは、決断することなのです。

 
ということで、

”経営は実践がすべて”

これは間違いないです。
実践しなければ、何も変わりません。 

 
「分かっちゃいるけど…それでも…なかなか…」

もしそんな人がいるなら、
パターンを変えてみましょう。

 
たとえば、

決断するのが苦手だったら、

「3日以内に必ず決断する!」

そう宣言するのです。

 
これだけでも、いままでとは違ったパターンになり、
行動自体が変わるはずです。

 
”4月はスタートの月”
 
せっかくですから、
私たちの中に組み込まれたプログラムを発動させてみましょう。

さて、あなたは、何をスタートさせますか?

 

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中小企業の経営コンサルティング・経営戦略のシンボリック経営研究所
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