165通目:協業時代の勝ち残り方 ― あなたの会社に眠る“潜在資産”

 
 
航空各社は、
国内線事業の採算確保に向け、協業を進めているとのこと。

 
たとえば、

 
全日本空輸(ANA)と、日本航空(JAL)では、
全国8割の空港で、
手荷物検査と搭乗ゲートの入場口システムを共通化したようです。

 
また、

 
国内10空港では、
航空機の離着陸を支援する地上業務(グランドハンドリング)の
資格を統一し、両社で人員の融通を利かせることで、人手不足に対応。
今後も協業の幅は広がっていきそうです。

 
 
ここ数年は、

航空業界だけでなく、
協業の話題を目にする機会が増えました。

 
三菱UFJ銀行と、三井住友銀行の店舗ATM相互利用など、
同業同士の協業だけでなく、
楽天と日本郵政の協業など、異業種同士の協業。

  
時代のスピードはさらに加速。
しかも、速いだけでなく複雑系ですから、
一社(グループ)だけでは、どうにもならない…。
難しい面があるのでしょう。

 
 
この状況は、

大手企業だけでなく、中小企業とて同じこと。
協業というのは、これからの時代のひとつのキーワードですよね。

 
 
シンボリック経営®でいうところの、

 
”Solidarity”

  
誰と組むのか…?ということ。

 
 
協業する以上、
相乗効果(シナジー)は必須です。

どちらか一方だけが得をする…では、
当然ながら長続きしませんよね。

 
 
そこで、

 
まずやってきおきたいことが、

 
”資産の洗い出し”

 
この資産は、
目に見えているものだけでなく、
目に見えていないもの、

 
いわゆる、

 
”潜在資産”

 
ここまできっちりと洗い出しましょう。

 
 
潜在資産については、
あなた自身が気づいていないこともあるだろうし、
気づいてはいるけれど、有効に使えていないもの。

 
あるいは、

 
気づいてもいないし、有効にも使えていないもの…。
これもあると思います。

 
  
自社にとっては魅力的に見えなくても、
他社から見ると魅力的に見えるもの。

 
  
たとえば、

 
 
過疎化が進んで停滞している
いわゆる限界集落が行った、

 
”葉っぱビジネス”

 
これが分かりやすいですよね。

 
 
何もない村…そう思っていたところ
日本料理を彩る季節の葉や花などの、”つまもの”
この素材となる紅葉や笹の葉などが豊富にあった!
 
まさに潜在資産ですが、
この葉っぱビジネスで年商2億円超え!

普段から目にしている珍しくも何ともないものであっても、
ある人にとっては、貴重な資産になるもの。
あなたのビジネスにもきっとあるはずです。

 
資産をきっちり洗い出したところで、
あなたが欲しいものも明確にしておきましょう。

 
情報、システム、人材、場所…、

 
あなたが与えられるものと、
あなたが欲しいものを明確にすることで、
協業の可能性は高まります。

 
 
ということで、

 
 
自社だけでは何かと難しい時代です。
協業の選択肢を常に視野に入れておくことが重要です。

 
そのときに大切なことは、

 
”クレクレ君にならないこと”

 
協業の目的は、あくまでも相乗効果(シナジー)。
この大原則を忘れてはいけません。

 
 
そのためにも、
 
”資産の洗い出し”

 
潜在資産も含めて、きっちり洗い出しておきましょう。
思いもよらぬ資産が、あなたのビジネスを助けてくれるでしょう。

 
 
 
 

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