171通目:〇〇化が招く、“静かな顧客離れ” 

 
「これは誰のためなんだろうか…?」
サテライトオフィスの移転作業で行っている中で、
改めて感じることです。

 
ネット回線の移転作業ひとつとっても、
有人オペレーターにはつながらない…、
というか、つながせない。

 
 
AIチャットまかせの対応。

これで事足りればいいのですが、足りていない。
仕方なくメールで問い合わせをするも、
その返信が異様なほどに遅い…。

 
しかも、

 
返信内容が不十分。

  
「これは本当に人が書いているのだろうか…?」

 
そう疑いたくなるようなレベル。

  
 
いまの世の中、

 
  
”なんでもかんでも省人化”
 
 
確かに人手不足の状況。
人口も減少傾向の中、省人化は必須です。

 
 
しかしながら、

 
 
”顧客に迷惑を掛ける省人化はいかがなものか…?”

 
  
そう思うのです。

今回のやり取りの中で、
私には、”やめようと思うサービス”が、
いくつか出てきました。

 
 
ちょっと話は変わりますが、

 
 
全国スーパーマーケット協会によると、
キャッシュレス決済導入済みのスーパーは、

 
”94.5%”

 
キャッシュレスは便利なので、

 
”顧客視点”

 
で見れば、必要なものとなりますが、

店側からしたら、

 
”コスト負担が馬鹿にならない”

 
1~3%のキャッシュレス決済手数料は、
相当なインパクトがあるのです。

 
 
この状況を鑑み、
現金決済のみに切り替えたスーパーがあります。

  
確実に顧客の不便が増えたわけですから、
さぞ、不満も増えているかと思いきや…、

 
 
”受け入れられている”

 
 
その理由は、

キャッシュレス決済手数料がなくった分、
商品価格の値下げで還元しているからです。

 
冒頭の省人化との違いはここですよね。

 
省人化するのは企業の都合ですが、
それを受け入れられるか否かは、

 
”誰のためのであるのか…?”

 
ここですよね。

 
 
物価高が続くいま、

現金決済のみという不便があっても、
安く還元してくれるスーパーからは、お客さまは離れないでしょう。

 
 
ということで、

 
 
企業が行った省人化などの施策によって、

 
”お客さまが離れなくなることも、離れることもある”

 
これはとても大切なポイントです。

 
 
良かれと思って実施した省人化で、
顧客離れが起きて、売上が減ってしまったら…、
本末転倒ですよね。

 
 
シンボリック経営®が目指している

 
”長く愛される会社、長く続く成功”

 
そのためには、何が必要なのか…?
これを十二分に考え、検討する必要があります。

 
そして 
 
それが分かるためには、

 
 
”一番厳しいお客さまの目になること”

 
  
さて、

 
あなたの会社の数々の施策を、
あなたはどう評価しますか…?

 
”顧客は黙って去っていく…”

 
これを忘れてはいけません。

 
 
 
 

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