「幸せになる未来が見えない」
あるクライアントに言った私の言葉です。
かなりキツイ言葉ですよね。
私自身も、言うべきか言わざるべきか…、
相当悩みましたが、
ここではっきり言うことが、
クライアントの明るい未来につながる。
オブラートに包んだところで、
真意が伝わらなければ意味がない。
ストレートな言葉で伝えました。
伝えた瞬間は…、
「そんなことはない!」
素直には受け入れらない様子でした。
それはそうでしょう。
私も逆の立場だったら、そう反論したくなります。
そもそもの話の経緯はこうです。
そのクライアントは、
ここのところ社員の退職が続いていました。
その原因は何なのか…?
私自身が会社内を見て感じたことは、
”ロールモデルとなる社員がいない”
ということ。
「このまま仕事を頑張っていけば、Aさんのようになれる!」
そう思える人がいないのです。
そればかりか、
社員たちから話を聞いてみると、
「辞めた方が幸せになれる」
退職した社員とも付き合いがあるようなのですが、
退職した社員と、自分を比較して、
そう思っているところがあるようなのです。
まぁ…、
いわゆる、
”隣の芝生は青く見える”
ってやつなのかもしれませんが、
客観的に見て、
私自身もそう感じていたのです。
つまり、
”社員たちのキャリアプランの見える化”
これが出来ていないことで、
社員たちが不安になっているのです。
「キャリアプランは、社員個人の問題でしょ…」
もちろん、その側面はありますが、
会社としても、ある程度の道筋を見せることは
大切になってくると、私自身は考えています。
特に、
このクライアントの場合には、
女性社員が多いです。
女性だから、男性だから、
というのは、
いまの時代、難しい面もありますが、
女性特有の問題も、現実的にはあります。
仕事のキャリアップだけでなく、
プライベートの充実、
ずっと働ける環境が整っていることも重要です。
ということで、
”ロールモデルとなる社員を育てていくこと”
言うは易く行うは難しですが、
たったひとり居るだけで、
職場の雰囲気は劇的に変わるはずです。
そして、
何より大切なことは、
「社長のようになりたい!」
まずは、
”経営者である、あなた自身がロールモデルになる”
ということです。
あなた自身が仕事を楽しみ、生き生きしていれば、
社員たちも希望を持てるはずです。
シンボリック経営®では、
長く愛される会社、長く続く成功を目指していますが、
そのためには、
長く働いてもらえる社員が居ることが
とても重要になってきます。
さて、
あなたの会社には、
ロールモデルとなる社員は居るでしょうか…?
それ以前に、
あなた自身がロールモデルになっているでしょうか…?
”幸せになる未来が見える”
いつの時代も、
社員は幸せについてくるのです。
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