「全員辞めそうですね…」
経営者仲間のSさんがポツリ。
これは、Sさんの会社の話ではなく、
Sさんの友人の会社の話です。
どうやら、
社長と社員の仲が、
あまりうまくいっていないようで、
社員の退職が止まらないとのこと。
残るは、あと数名の社員…。
Sさんが間に入って、
いまは、何とか抑えているようですが、
それにも限界があり…、
時間の問題…、
そんな空気感が漂っているらしいです。
一度入ってしまった亀裂は、
そう簡単には戻らない、
ということなのでしょう。
では、
なぜ、この亀裂が入ってしまったのか…?
その原因のひとつが、
”仕事の取り方”
話を聞いて、
これにあるのではないかと思いました。
Sさんの友人は、
とにかく営業がうまい!
いろいろなところに出掛けては、
次々と契約を取ってくるようなのです。
もちろん、
これ自体は素晴らしいことなのですが、
問題なのは、その取り方。
どうやら、
”何でもかんでも取ってくる”
その会社の理念に沿ったものもあれば、
そうでないものもある。
レベルの高い仕事もあれば、
そうでないものもある。
しかも、
”社長は取ってくるだけ”
あとは社員に丸投げ…。
やったことがない、初めての仕事に困って、
社員が相談しても、
的確なアドバイスも出来ない…。
こんな状態が続いていたようなのです。
もしかしたら…、
その友人の経営者からすれば、
「私は、社長として仕事を取ってきている。
その仕事を何とかするのが、社員の仕事でしょ!」
そんな感覚があったのかもしれません。
この話の読んだあなたは、
「それは…社員も辞めるよね…」
ほとんどの方がそう感じたと思うのですが、
実はこれ…、
程度の差こそあれ、
意外とやってしまうことのひとつです。
というのも、
誤解を恐れずに言えば、
”経営者の悩みは、売上さえあれば、95%は解決する”
私自身は、そう考えているからです。
極論すれば、
経営者の問題の根源は、
”売上がないことで悩んでいる”
売上があり、キャッシュさえあれば、
商品開発も、
設備投資も、
人材投資も、
組織改善も、
何とかなります。
そもそもの売上がなければ、
どうにもなりませんよね。
つまり、
”売上至上主義になりやすい”
ということです。
「うちの考えとは違うけど…、この売上があれば、あの支払いが出来る…」
背に腹は代えられない。
もちろん、そんなときもあるでしょう。
しかし、
私たちシンボリック経営®が目指している
長く続く成功、長く愛される会社になるためには、
どこかの段階で、シフトチェンジが必要になります。
それが、
”理想の顧客像を持つ”
ということ。
”どんなお客さんと付き合っていきたいか…?”
何でもかんでも…ではなく、
顧客ターゲットを絞るということですね。
このときのポイントは、
”どんなお客さんとは付き合いたくないか…?”
これを考えることです。
付き合いたくない顧客像が明確になれば、
付き合いたい顧客像も、より明確になります。
ということで、
あなたの会社では、理想の顧客像を明確にしていますか…?
そして、
その理想の顧客像は、
あなただけでなく、
あなたの社員にまで浸透していますか…?
営業がうまい経営者の方はたくさんいますが、
それだけだと…、
今回のケースのように、
社員が離れていってしまうかもしれません。
「この仕事なら働きがいを持てる」
そんな仕事を増やしていければ、
社員が、あなたを見る目も変わっていくでしょう。
理想の顧客像について、
いま一度考えてみてください。
✅メルマガでしか書けないこともあります。
✅登録は無料、ノーリスクです! 下記をクリック!