82通目:新規事業を生む、5年後の考え方。

 
「うちの調理器具を、どう改良していけばいいのか・・・」
シンボリック経営®が目指しているのは、
長く愛される企業です。

 
そのためには、
いまある事業を続けていくだけでは不十分。

何らかのカタチで、
新規事業を展開していく必要があります。

 
冒頭の言葉は、
その新規事業を考えているときに出てきた言葉です。

 
確かに、

新規事業を考えるのは難しいですよね。
簡単に見つかるものではありません。

  
しかしながら、

事業が苦しくなってからでは遅い!

一発逆転の奇跡がないとはいいませんが、
苦しくなってきてからの新規事業は、
使える経営資源が少ないのが一般的です。
どうしても成功確率が下がると言わざるを得ません。

 
つまり、

”いいときにこそ、次の展開を考える”

これも分かっちゃいるけど・・・というやつで
実際に動くのは難しいことのひとつです。

 
新規事業の考え方としては、

・まずは既存事業の深掘り。

・続いて、既存事業の周辺事業の開拓。

・最後に、新分野への進出。

いきなり新分野・・・というのは
難しいのが現実です。

 
その昔、

ユニクロが野菜ビジネスに進出したことがありましたが、
あのユニクロをもってしても、
成功させることは出来ませんでしたよね。

 
ということで、

まずは、既存事業の深堀りから。

 
たとえば、

「いまの商品を、ほかのお客さまに売れないだろうか・・・?」

 
子供用なら、大人向けに。

男性用なら、女性向けに。

プロ専用なら、一般向けに。

  
売る対象を変えてみるという発想なら
容易に出来ますよね。

 
いきなり難しく考えずに、
とにかく動いてみることが大切です。

動いていくうちに、
いろいろは発想やヒラメキが浮かんでくるものです。
難しく考え過ぎてしまい、
止まってしまうのが、一番もったいない!

 
そして、

発想をどんどん進化させていき、

「この商品をどうするか・・・?」

ではなく、たとえば、

「5年後の食卓は、いったいどうなっているだろうか・・・?」

 
商品自体の改良ではなく、
その商品が使われる環境が、どのように変化していくかをイメージする。

 
商品自体の改良の方が
やり易いのは間違いありませんが、

それだと、
その商品の域を超えた発想が難しくなります。

  
つまり、

「電子レンジの5年後は考えてください」

というのと、

「5年後の食卓はどのようになっているかを考えてください」

 
どちらの方が発想が広がるか・・・、

言わずもがなですよね。

 
この発想で考えると、

もしかしたら・・・、

いま取り扱っている商品の居場所はないかもしれません・・・。

 
ということで、

繰り返しになりますが、
シンボリック経営®では、
長く愛される企業を目指しています。

 
そのためには、

”企業の5年後を支えるのは新規事業、10年後を支えるのはシンボリック”

新規事業という具体的な動きとともに、
社員が誇りを持てるシンボリックを育てる。

 
「私はこの会社で働いているんだ!」

社長の想い、商品サービスに込めた想い、会社のミッション・ビジョン、
これらをシンボリックに込める。

 
放っておいても、誇りは生まれません。
社員に伝わる、伝えるための文字言語化、
そして、象徴となるマーク、キャラクター。

 
これらを元に、繰り返し繰り返し伝えることで、
ようやく芽生えてくるものです。

 
”あなたの会社にも、シンボリックを!”

社員が誇りを持って仕事をすれば、
間違いなく会社は強くなります。 
 
 
 
 

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