48通目:スケジュールをリストラせよ! 思い出せない空白時間をつぶせ!

 

「残りの人生を考えるようになったよね」
先日、ある経営者仲間たちと、こんな話になりました。

  
そこにいた経営者は、
ほぼ全員が50代。

残された時間を考えると…、

ぼやぼやしてはいられない!

  
残りの人生…なんていうと、
暗くなりがちですが、

決してそうではなく、
いい意味でのカウントダウン。

 
「いま、きちんと考えなければ、きっと後悔するだろう…」
全員が同じ思いだったのでしょう。

自分自身の時間管理について
急遽、ディスカッションが始まりました。

 
言うまでもなく、

中小企業は、”経営者がすべて”
経営者次第で、良くも悪くも会社は変わります。

 
つまり、

自分自身の時間管理を考えることは、
会社を考えることにつながる。

経営者の時間の使い方と、会社の業績は連動するのです。 

 
”考える出発点”

それは、いつでも、どんな問題でも、

”現状分析から”

 
ということで、

まずは、

これまでの時間管理について
各々振り返ってみました。

 
手帳や、
パソコンのスケジュール画面を見ながら、
費やしてきた時間と、
それに対する成果を確認。

 
仮に、1日8時間。

週に5日で、40時間。

5週で1ヶ月とすると、約200時間。

経営者の場合は、
これ以上働いているわけですが、
分析してみると、あることに気がつきます。

 

それが…、

”思い出せない空白時間”

これが、思いのほか、多くあること。

 
「あれ…、この時間、何してたっけな…」
毎日忙しくしていたつもりが、
振り返ってみると…、

まだまだ活用できる時間が残っている。

 
もちろん、
休憩時間もあったでしょう。

何の脈絡もなく、
考え事をする時間も経営者には必要ですが、
それでも、無駄な時間があるのも事実。
 
”探し物で使う時間は、年間150時間”
昔から、こんなことも言われていますよね。

 
残された時間を考えたとき…、

”スケジュールのリストラ”
 
これが必須ということです。

 
その時のポイントは、

”いまのスケジュールを半減させる!”

ということ。
 
大胆なリストラでなければ、意味がありません。

 
思い出せない空白時間をつぶすことはもちろんですが、
思い出せる時間についても、
その中身を検証していきましょう。

 
たとえば、

リモートワーク、Web会議が当たり前となった今、

”実際に行く、行かない”

これは、大きなポイントになりますよね。

 
また、

”自分でやらなくていいもの”

この点検も重要です。

 
経営者がやらなければならないのは、

言うまでもなく、

”経営者の仕事”

人に任せることが苦手な経営者もいますが、
それではダメなのです。

 
ちなみに、

経営者の仕事とは…、

考え方は、ひとつではありませんが、

1.企業の方向付け

2.資源の最適配分

3.人を動かす

経営者は、これに集中すべきです。

 
ということで、

残された時間…なんていうと、

暗くなってしまいますが、
あくまで前向きな話です。

 
スケジュールをリストラし、
生み出された時間を有効に活用する。

その活用の仕方で、
会社の業績は間違いなく変わります。

 
そして、

忘れてはいけないのは、

”仕事以外の時間も大切”

ということ。

 
家族との時間、友人との時間、趣味の時間、
すべて大切です。
 
これらの大切な時間を生み出すためにも、
スケジュールのリストラをしてみてください。

きっと多くの時間を生み出せるでしょう。

 
そのときのポイントは、

”大胆に!”

その昔、

経営の神様である、松下幸之助さんは、
ある商品の原価削減会議で、
こんなことを言ったそうです。

 
「みなさんね、一割下がらんのやったら、
5割下げることを考えたらどうや」

 
”5割下げる”
常識外の、大胆な出発点を設定することで、
予想外のアイデアが生まれてくる。

1割下げる…では、
常識の範囲内で考えてしまいますよね。

さすが、経営の神様です!

 
さぁ、

あなたは、
大胆なリストラで生み出した時間を、
何に、どのように使いますか?
 

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