
6月といえば…、
一昔前は、”ジューンブライド”
ローマ神話の、結婚と家庭の女神であるジュノー(Juno)が
6月を司ると考えられていることから、6月に結婚すると幸せになれる。
ヨーロッパでは、古くから信じられてきました。
その美しい神話が日本にも…、
と言いたいところですが、
日本の場合は、ちょっと違うようです。
”ジューンブライドは、企業戦略のひとつ”
天気が比較的良いヨーロッパの6月と比べ、
日本の6月は梅雨時…。
閑散期だった6月を、
何とかするための企業戦略が、”ジューンブライド”
バレンタインデーには、”チョコ”
この企業戦略と同じということですよね。
そんなブライダル業界ですが、
婚姻数の減少(24年は約50万組。ここ20年で3割減)に加え、
挙式や披露宴を開かない、いわゆる、”ナシ婚”の定着もあり、
外部環境の変化が訪れています。
つまり、
いままでと同じことをやっていたのでは、
ジリ貧になる、ということですよね。
そんな中、目にしたのが、
低価格の婚礼プランで、
需要を掘り起こそうとしている企業の新聞記事。
リクルートの、”ゼクシィ結婚トレンド調査(24年)”では、
結婚式の平均費用は、”343万円”
これに対して、
低価格の婚姻プランは、”100万円”
カジュアル結婚式の提案で、
「ナシ婚でもいいか…」
そう思っていた人の取り込みを狙っているのです。
取り組みはそれだけではありません。
”ターゲットを変えれば、戦略も変わる”
日本への旅行と共に、日本で結婚式を挙げる。
インバウンド需要を狙ったものも登場しています。
こちらについては、高価格が見込めるでしょう。
調査会社のグローバルインフォメーションと、
ビジネス・リサーチ・カンパニーの調査によると、
旅先での結婚式の市場規模(宿泊・交通費を含む)は、
362億ドル(約5兆2千億円:24年)とのこと。
可能性を感じますよね。
ということで、
”外部環境の変化は、必ず訪れる”
そして、
”外部環境が変われば、当たり前も変化する”
ブライダル業界だけでなく、
すべての業界に共通して起こり得ることです。
たとえば、
・飲食業界では、”外食は特別”から、”なくてもいい”に変わった。
・教育業界では、”通学が常識”から、”選択肢のひとつ”になった。
・医療や士業の世界では、”オンライン対応”も常識になった。
当たり前、言い方を変えれば、価値観は変化するのです。
そして、
その価値観が変わったとき…、
”会社は、何のために存在するのか?”
これを、
もう一度、定義し直す必要があります。
シンボリック経営®の視点で考えれば…、
1.旗を立てる(Management)
何を目指す会社なのか? 外が変わるほど、内の旗が必要になる。
2.選ばれる理由をつくる(Strategy)
既存商品を、新規顧客に売れるようにアップデートする。
3.志を定める(Spirit)
変化を恐れず挑めるのは、”やる理由”が明確なときだけ。
4.意味を語る(Story)
新しいサービスも、変化への判断も、”物語”があるから納得される。
5.共感を育む(Solidarity)
変化は、時に組織を壊す。共感が“踏ん張る力”になる。
6.シンプルにする(Simplify)
複雑な時代ほど、選択と集中が命。
7.仕組みを残す(Sustainable)
変わりながら続ける。続けながら進化する。工夫できる組織をつくる。
8.カタチにする(Shape)
理念も、志も、目に見えるカタチに落とし込んでこそ伝わる。
外部環境の変化に対応し続けるためには、
資金も、人材も、仕組みも必要でしょう。
しかしながら、
それらを、
“同じ方向に向かわせる力”
これが最も重要で、
これがなければ、
どんなに素晴らしい改善策も長続きしない、
どんなに優れた戦略も実行されない。
では、
同じ方向に向かせるには何が必要なのか…?
それが
経営者である、あなたが定めた、”象徴”
分かりやすい象徴、
シンボリックがあるか否か、
明確であるか否かによって、
外部環境への対応も大きく変わってくるのです。
さて、
あなたの業界では、
どんな外部環境の変化が訪れているのでしょうか?
そして、
あなたの会社には、
”同じ方向を向いて、変化に立ち向かうための象徴”
これがあるでしょうか?
チャンスの対の言葉は、”準備”
外部環境の変化が訪れたときには
時すでに遅しかもしれません。
あなたの会社にも、シンボリックを!
✅メルマガでしか書けないこともあります。
✅登録は無料、ノーリスクです! 下記をクリック!