90通目:経営者の想いが伝わる方法。

 
「シンボリックにして伝えるのはいいですね!」
シンボリック経営®を導入中のY社長は言います。

 
Y社長は、

経営者から見えるものと、

社員から見えるものとの違いに悩んでいました。

 
いわゆる、

”情報の非対称性”

経営者は、すべての情報を持っていますが、
社員はそうではない。

 
立場の違いは、情報の差となり、

それが、

見える景色を変えていました。

 
結果として、

Y社長の思うように、社員は動かず・・・、
歯がゆい思いをしていたのです。

 
もちろん、

ただ、手をこまねいていたわけではありません。

 
経営計画書をつくり、
社員に説明するなど、
出来ることはしていましたが、

社員からすると、

”ムズカシイ・・・”

 
どこか他人事になってしまい、
Y社長の想いは、
なかなか伝わりませんでした。

 
これは、

Y社長に限った話ではなく、

”企業あるある”

 
経営者の想いというのは
なかなか伝わらないものなのです。

 
では、

どうすればいいのか・・・?

 
その答えのひとつが、
シンボリックにあると、私自身は考えています。

 
分かりやすい、象徴的なもので伝える。

 
言葉、

ストーリー、

カタチ、

キャラクター、

 
長々とした文章ではなく、
シンプルで分かりやすくするのです。

 
”シンプルさはチカラ”

たとえば、

社員を鼓舞する象徴的な言葉をつくるのです。

 
ひとつのモデルになるのが、
池井戸潤さんの小説・下町ロケットに出てくる

「佃プライド」

です。

 
町工場の品質の高さを現した言葉は、
社員に働きがいと誇りを与えます。

 
このような、
自社を現す象徴的な言葉をつくることは
とても有効なのです。

 
とはいえ、

注意しなければならないこともあります。

 
それは、

”言葉をつくることと、浸透させることは別”

ということ。

 
言葉さえつくれば、
社員が誇りをもって働いてくれるかというと、
もちろん、そんなことはありません。

 
その言葉に込めた想いを、
経営者であるあなたが、
使命感を持って、社員に伝えることで、
はじめて力を発揮するのです。

 
経営の神様である松下幸之助さんも、
理念を浸透させるために、
工場に足を運んでは、
一人ひとりの社員に、直接伝えていたそうです。

 
つまり、

浸透させるには、

”意味と意識が欠かせない”

ということ。

 
言葉をつくれば、
その意味は分かると思いますが、

その意識、
どういう想いが込められているのかは、
直接話さないと、なかなか伝わらないのです。

 
”同じ釜の飯を食う”

直接触れ合うことは
いつの時代においても
大切なことなのです。

 
ということで、

あなたの想いは、
社員のみなさんに伝わっていますか・・・?

 
これは一朝一夕に出来ることではありません。

粘り強く、何度も何度も・・・、
繰り返し伝えることが大切です。

  
時には、

抵抗勢力の反発もあるでしょう。
それにも負けず、続ける!

 
経営者が見ている景色を
使命感を持って、社員に伝え続けることで、
同じ景色を見ることが出来るようになります。

 
言うまでもなく、

想いの共有化が出来た組織は、
途轍もなく強い!

それを後押しをするのがシンボリックだと
私自身は確信しています。

 
さて、

あなたは、
どんな方法で、同じ景色が見えるようにしていきますか? 

 

 
 
 
 

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