87通目:ビジネスは心理学。あなたはお客さまにどう思われているか?

 

「助けが必要なときに、アタマの中にパッと浮かぶ5人には入ってますね」
パーソナルジムを営むK社長は言います。

 
何の話かというと、

”契約が続くトレーナーと、そうでないトレーナーの違い”

 
「私のお客さまは、
何か問題が起こったときに、私の顔がアタマに浮かぶ」
K社長は、自信を持ってそう答えます。

 
確かに、

K社長の顧客継続率は驚異的!
新規のお客さまが入る余地が、ほぼありません。

 
その秘訣は、

”お客さまに夢中になっていること”

 
お客さまのカラダの健康を考えるのはもちろん、
トレーニング中に交わす
何気ない会話もしっかり覚えているのです。

 
「なんだ・・・そんなことか・・・」

もしかしたら、

そう思った方もいるかと思いますが、
これは、言うの易く、行うは難し。

 
たとえば・・・、

昨日話した取引先の人とは
”仕事のテーマ以外”で
どんな話をしましたか・・・?

 
話はしたけど・・・、

どんな話までかは・・・覚えていない人が多いのではないでしょうか・・・?

 
そんな中、

K社長は、
何気ない会話まで覚えていて、
次回のトレーニング時、それに関する情報を提供するのです。

 
「そういえば、前回話していた、○○さんのイベントがありますね。
あのあと曲を聞いてみたら、とても良かったんで、
イベント申し込んじゃいました!」

 
お客さまの推し活まで覚えている!
こんなことを言われたら、嬉しいですよね。

上辺だけでなく、
しっかりと話を聞いてくれている。
それは、信頼感が高まります。

 
言うまでもなく、
会話を覚えているのは、

”その人に関心があるから”

 
関心がない人との会話は・・・、

交わした瞬間に忘れていることもありますよね・・・。

 
つまり、

K社長が、
お客さま(あなた)に関心があること、
あなたを大切にしていることが、
会話を通して伝わっているのです。

 
だからといって

技術がないがしろではいけません。

 
技術はもちろん大切な要素ですが、
契約が続かないトレーナーは、
技術を磨くことに集中しすぎて、
肝心のお客さまを置いてけぼりにしてしまう、
そうK社長は言います。

 
ということで、

ビジネスは、心理学でもあります。

こんなことを言うと、
いやらしく聞こえてしまうかもしれませんが、
とても重要なことなのです。

 
当たり前の話として、

”お客さまのことを大切にする会社のことを、お客さまは好きになる”

”お客さまのことをキライな会社からは、お客さまは離れていく”
 
至極当然の話ですよね。

 
あと、

K社長を見ていて思うことがあります。

 
それは、

”本当にいい会社は、営業しない”

ということ。

 
ドラッカーが言っていることでもありますが、
商品サービスの質を高めることが、一番の営業活動になる。

 
たとえば飲食店。

行列ができているお店と、
割引券を配っているお店があったら、

あなたは、
どちらで食べたいと思いますか・・・?

答えは言わずもがなですよね。

 
誤解なきように、
もちろん宣伝が悪いわけではありません。

私自身も宣伝していますが、
商品サービスの質を高めることで、
結果的に、宣伝が必要なくなるということです。

 
K社長のトレーニングジムは、
順番待ちの行列ができています。

しかしながら、
いっさいの宣伝を行っていません。
ホームページすらありません。

 
まぁ、

これは極端な成功例ですが、
お客さまを大切にして、商品サービスの質を高めることが、
全体的なコストを下げることは間違いありません。
結果的に、より儲かるわけです。

 
K社長の会社では、
シンボリック経営®を通して、
お客さまに夢中になる文化をつくっています。

 
さて、

あなたの会社では、お客さまに夢中になっていますか・・・?

お客さまの顔を思い浮かべながら、
商品サービスの質を高めていきましょう。

 
 
 

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中小企業の経営コンサルティング・経営戦略のシンボリック経営研究所
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