「村田先生、3億から先に、なかなか進めないんです…」
数年前に経営者勉強会で知り合い、度々情報交換をしていた
設備の施工管理、内装工事業を営むK社長が、
相談に来られました。
世の中には、不思議なもので、
なぜか当てはまってしまう、”法則”というものがあります。
有名なところでは、
”パレートの法則”がありますよね。
イタリアの経済学者である、ヴィルフレド・パレートが見つけた法則で、
2割の要素が、全体の8割を生み出している、という理論です。
”80:20の法則”とも呼ばれています。
たとえば、
”売上の8割は、全顧客の2割が生み出している”
”商品売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している”
”仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割で生み出している”
おそらく、
あなたのビジネスにも当てはまっているのではないでしょうか?
そして、今回のK社長に当てはまっているのが、
”1・3・5の法則”
ビジネスを始めたころは、
年商1千万円の壁があり、
それをようやく突破すると、
年商3千万円の壁を、なかなか超えられない…。
何とか3千万円の壁を超えると、
次は5千万円の壁…。
1億・3億・5億、
10億・30億・50億、
100億・300億・500億、
規模は変わっても、
1・3・5の数字には、
それぞれに、”踊り場”があるのです。
この踊り場を、
いかに早く駆け抜けるか?
ビジネスを飛躍させるためには、
とても重要なことです。
いつまでもダラダラと…、
踊り場で踊っているわけにはいきません。
K社長のご相談を受け、
私は、こうお答えしました。
「K社長の会社を見ていて思うことは、
良くも悪くも、”安定している”ということです。
企業というのは、安定だけでは衰退します。
”現状維持は衰退の始まり”
常に変化をしていかなければならないのです」
「たとえば、社員の採用を見ていても、
”無難な人”を採っている印象があります。
言い方を変えれば、
”周りとうまくやっていけそうな人”
もちろん、これも大切な要素なんですが、
同じような人たちが集まると、
どうしても職場に緊張感はなくなります」
「組織には、異分子も必要なんです。
職場に異分子を入れるのは勇気が要ります。
なんだかんだ言っても、
仕事は人間関係が大切ですからね。
人間関係がギクシャクしたりすることもあると思いますが、
異分子の投入は、
組織が成長するチャンス、きっかけでもあるのです」
繰り返しますが、
”現状維持は衰退の始まり”
変化を避けるようでは、企業の発展などあり得ない。
企業が継続的に発展していくためには、
”変化を恐れない組織”
”変化から逃げない組織”
これをつくることが大切だと思うのです。
そのためには、
”経営者は、自ら組織に波風を立てよ!”
静かな水面に、石を投げ込むように、
組織に変化を波及させていくのです。
異分子の人材を入れる。
新たな分野にチャレンジする。
突然1週間休んでみる。
などなど、
組織に石を投げ込んでいくのです。
波風が立たないように、立たないように…、
静かにしていれば、
確かにそのときは平和かもしれません。
しかし、
いざ、本当に波風がたったとき…、
対応できるか否かは、
難しいと言わざるを得ません。
なぜなら、
悪い意味で安定している組織に
強さはないからです。
シンボリック経営®が目指しているのは、
長く続く成功です。
そのためには強さが絶対に必要なのです。
ただし、注意点もあります。
それは、
”その波風を、経営者は受け止めなければならない”
ということです。
波風を立てるだけ立てておいて、
「あとは知~らない!」
では困ります。
「この石を投げ込むことによって、
こういったことが起きるだろう。
そして、そのときは、こういう対処をしよう」
ある程度のシミュレーションをしておくことです。
もちろん、
そのシミュレーション通りにはいきません。
いったらいったで…、
それはそれで…、
つまらないですよね。
予測できない事態に対処することで、
経営者としても成長できるのです。
もしも、あなたのビジネスが、
いま、踊り場にいると感じているなら、
”いますぐ、組織に波風を立てよ!”
そして、
”その波風を受け止めよ!”
変化を恐れる組織に、成長はないのです。
K社長の会社では、
シンボリック経営®という
石を投げ込みました。
このひとつの小さな波紋が、
どんどん、どんどん大きくなり、
やがて、”儲けと安定”
この2つを手に入れることでしょう。
”経営者は、自ら組織に波風を立てよ!”
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