65通目:成果の上がる仕事始めの挨拶。

 
「仕事始めの挨拶に何を話すか…」
年末年始に考えた経営者の方も
多いのではないでしょうか。

 
人間というものは不思議なもので、
”区切り”というものを意識して過ごしています。

12月31日と、1月1日とでは、
本質的には何も変わらない1日ですが、
気持ちの面では、リフレッシュされた気がするものです。

 
「よし、今年こそ、やってやるぞ!!!」

新しいサイクルのスタートを意識すると、自然と意欲が高まる。
いわゆる、”フレッシュ・スタート効果”ですね。

この効果を最大限に活かすためにも、
仕事始めの社長の挨拶は、とても重要です。

 
中には、

「あけましておめでとうございます。
今年も頑張っていきましょう。
では、各自仕事に戻ってください」

といった感じで、
単調に終わらせてしまう人もいるかと思いますが、
これではもったいない!

 
せっかく、自然とやる気になっているわけですから、
これを利用しない手はありません。

ということで、

昨年末の当社のコンサルティングでは、
テーマのひとつとして、
仕事始めの挨拶を取り入れ、
ディスカッションを行いました。

 
実は…、

私のお客さまの多くが、
何を話せばいいのか…迷っていたようです。
 
「いい話をしなければ…」

「偉人の名言を使えばいいのか…」

「やる気が高まる話をしなければ…」

ヘンなプレッシャーを感じている人も意外と多く、
あれこれ、いろいろ悩んだ挙句に…、

 
「あけましておめでとうございます。
今年も頑張っていきましょう。
では、各自仕事に戻ってください」

こんな単調な挨拶になってしまっていた人も
いたようです。

確かに…、

仕事始めの挨拶で、ビシッと決めたい!

そう思ってはいるものの、

いざ考えると、難しい…。

考えれば、考えるほど、
何を話したらいいのか分からなくなり、
結局単調に終わる…。

 
私も経験者なので、

よく分かります…。

 
ということで、

それなりの失敗も経験してきた私から、
次のようにアドバイスをしました。

 
それは、

”戦略に基づいた挨拶をする”

ということ。

 
シンボリック経営®では、

”シンボルが戦略的になれば、経営自体が戦略的になる”

単なるシンボルをつくっているわけではなく、

”こういう会社になりたい!”

という社長の考え、想いをシンボルに込めていきます。

 
そのときに欠かせないのが、”経営戦略”

企業の方向付けを明確にしない限り、
理想とするシンボルをつくることは出来ないからです。

 
とはいえ、

経営戦略を立てることは簡単なことではありません。
 
みなさん、アタマから煙を出しながら、
一生懸命に考えているわけですが、
その考えたことを、仕事始めの挨拶として話せばいいのです。

 
何もいい話をする必要はありません。
偉人の名言も必要ありません。
一生懸命に考えた社長の考え、想いを話せばいいのです。

 
社員たちは、社長が思っている以上に、
社長の考え、想いを聴きたがっています。

飲み会などのくだけた場で話してもいいのですが、
オフィシャルな場で、しっかりと話すことも必要なのです。

 
さらに言えば、
仕事始めの1回だけでは、当然ながら浸透しません。
区切りを意識する人間の性質を利用して、
事あるごとに、オフィシャルな場で話すことがいいでしょう。

 
ということで、

私のお客さまたちは、
年末年始は挨拶の練習をしていました。

中には、

「チェックしてください」

と、動画を送ってきてくれた社長もいます。

ぶっつけ本番で素晴らしい挨拶が出来る天才もいますが、
私と同じ凡人は練習をおすすめします。

 
ということで、

あなたの仕事始めの挨拶は、
どんな感じで行いましたか?

その挨拶を聴いた社員たちは、
どんな表情をしていましたか?

どうせ挨拶をするなら、
フレッシュ・スタート効果をつかって、
社員たちを鼓舞する話をしていきましょう。

そのためにも、
明確な方向付け、経営戦略をしっかりと持つことが
とても重要なのです。  
 

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