21通目:”人生をかけた趣味が仕事”、何事も、楽しんでいる人には敵わない。

 
「コロナ禍もあり、ダブルワークを解禁しました」
そう話すK社長。

K社長とは、ある経営者勉強会で知り合い、
時々情報交換をさせて頂いています。

 
ダブルワーク・副業・複業、
いろいろな言い方がありますが、
複数の職業を持ち、複数の収入源を得る。

 
何が起こるか分からない今、
コロナ禍で気づかされた
これからの時代に必要な生き方かもしれません。

 
ダブルワークを解禁したK社長の会社の社員たちは、
さっそくいろいろと始めているようです。

そんな中、
ある社員の言葉に、考えさせられたと言います。

それは、

「これまで、○○をつくるのは単なる趣味で、
楽しみだけだったんですが、
趣味と実益を兼ねて、ネット販売してみようと思うんです」

”仕事と趣味は別モノ”
ある意味、普通のことですが、
好きなことを仕事に出来ているK社長からすると、
仕事が趣味で、趣味が仕事。

 
どこか…、

別モノという感覚が薄れていたK社長にとっては、
この言葉は新鮮でもあり、それと同時に、
こんな想いが頭に浮かんできたそうです。

 
「もしかしたら…、
社員たちは、自分のようには、仕事を楽しんでいないのかもしれない…」

K社長にとっては、”仕事は趣味”
もちろん大変なこと、辛いこともありますが、
それ以上の楽しさがあります。

 
しかし、社員たちにとって、”仕事が仕事”であれば、
趣味のような楽しさを感じることはないのかもしれない。

”何でこの仕事をやっているのか?”

生活のため…?、これももちろん大切なことですが、
それだけだと、つまらない。

 
K社長は言います。

好きなことをやっていける社長という仕事は、
本当に幸せな仕事ですよね。改めて思いました。

そして、社長には大きな責任がある。

それは、社員たちに、もっと仕事を楽しんでもらうということ。
会社の方向性を決めて、働きがいを高めていかないといけませんね。
そのうち、「仕事が趣味です!」そんな社員が出てくるように(笑)」 

 
”仕事とは何か…?”
コロナ禍で考えさせられたひとつのことですよね。

中には、

「助成金のおかげで、働くよりも儲かった!」

助成金に味を占め、
助成金情報ばかりを追いかけている社長もいますが、
そんな会社は、きっと面白くない。
社員たちも不幸です。

 
K社長の会社も、決して順風満帆ではありませんが、
K社長の考えがあれば、未来は明るいでしょう。

これまで多くの経営者の方とお仕事をさせて頂きましたが、
成功している経営者の多くは、

”人生をかけた趣味が仕事”

この考えを持っていると感じるのです。

  
心の底から、仕事を楽しんでいる。
楽しんでやっている人には、とても敵いません。

では、どうすれば楽しめるのか?

そのひとつは、”ほめられること”

「スゴイね!」
「素晴らしい!」
「いい仕事してるね!」

いくつになっても、
ほめられることが好きなのが人間です。

 
では、どうすればほめられるのか? 
 
そのひとつは、”喜ばれること”

いい商品・サービスを提供して、お客さまに喜ばれる。
周りの社員をサポートして喜ばれる。
誤解を恐れずに言えば、
最近のSDGsの活動もそのひとつだと思うのです。

「あなたの会社は、素晴らしい活動をしてるね!」

もちろん、”結果として”ほめられることが大切で、
ほめられることが先に来てしまうと、
それはそれでおかしなことになります。

つまり、

大切なことは、

”会社の方向性を決める”
  
ということ。

 
お客さま、取引先、同僚など、周りに喜ばれ、
社員が働きがいを感じ、
心から仕事を楽しめるようにするにはどうすればいいのか?

この方向性を決められるのは、社長だけです。

裏を返せば、
社長の考えひとつで、会社は変わるということなのです。

 
その方向性を決めるのに役立つのが、”シンボル”
戦国時代でいうところの家紋・旗印です。

「同志よ集まれ!」

同じ志を持つ者を集める目印が
あなたの会社にはありますか?

 
コロナ禍で、まだまだ不安定な世の中ですが、
これも、やがて終わります。

新しい時代がスタートしたときに、
勝ち上がっていけるかどうかは、”いま”にかかっています。

助成金情報ばかり追いかけているようでは、
当然ながら勝てません。

  
もちろん、必要な助成金もありますが、

”自分の足で立つ!”

この考えが根底になければ、絶対にいけないと思うのです。

 

ということで、

”人生をかけた趣味が仕事”

そんな社員が多ければ多いほど、その会社は間違いなく強くなります。
アフターコロナも生き残っていけるでしょう。

そして、そんな社員を生み出せるか否かは
社長の考え方にかかっています。

まずは、指揮官先頭で、
社長自身が仕事を楽しんでいる姿を見せていきましょう。

そうすれば、
きっと会社は変わります。

 

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