108通目:人の意見を集める方法。

 
「う~ん・・・、それはどうかな・・・」
B社長の課題について、
経営者仲間で話し合っていたときのB社長のひと言です。

 
ひと言・・・、

 
というか、

この言葉を連発していました・・・。

 
B社長のために話し合っているのですが、

どれもこれも・・・、

否定から入るのです。

 
「それはうちの業界じゃ通じない」

「日本では無理でしょ」

「それはお金が掛かる」

「それだと時間が掛かり過ぎ」

 
これでもか!というくらい、
頑なに、どの提案も拒否なのです。

 
私はこの会話を聞いていて、

 
正直なところ、

 
「B社長の会社は危ないな・・・」

 
失礼ながら、
真面目にそう感じてしまいました。

 
端的に言うと、

 
”素直さがない”

 
経営の神様である、松下幸之助さんは、
 
 
「人が成功するために、ひとつだけ資質が必要だとすれば、それは素直さだ」

 
こういう趣旨のことをおっしゃっています。

 
もちろん、

素直になることは、口で言うほど簡単なことではありません。

何かを言われれば、反発したくなる気持ちは誰にでもあります。
私にもあります。

 
しかし、
 
それでは、人間としての成長は止まってしまうのです。

 
なぜなら、

反発ばかりしていたら、

 
”そのうち、誰も何も言ってくれなくなるから”

 
話を聞いてくれる人に話したくなるのが人情ですよね。

  
今回の場合は、

周りの経営者仲間は優しい人が多いので、
否定されながらも、
いろいろと意見を出していましたが、

私だったら・・・、

 
「そう言うなら、勝手にしたらいいよ」

 
投げ出してしまうかもしれません・・・。

 
誰も何も言ってくれなくなったら、

いわゆる、

  
”裸の王様状態になる”

 
これでは、

人間的にも、経営者的にも、
成長するのは難しいですよね。

 
こだわりを持つことは大切なことですが、
それが頑固になってはいけないということです。

 
まずは話を聞き、

いったん受け入れて、

自分なりに咀嚼する。

 
咀嚼をした結果、

 
「これは違う・・・」

 
そう思うこともあるでしょう。

 
それでも、

 
咀嚼する過程で、
必ず何かを得ているのです。

受け入れずに否定するのとでは
雲泥の差があります。

 
では、

素直に受け入れるには、どうすればいいのか・・・?

 
答えはひとつではありませんが、

まずは、

 
”素直になろうと思うこと”

 
松下幸之助さんと、稲盛和夫さん、
二人の経営の神様には、
こんなエピソードがあります。
 
 
その昔、

若き経営者であった稲盛和夫さんは、
松下幸之助さんの講演を聞きに行きました。

 
その講演の中で出てきたのが、
松下さんの経営理論のひとつであるダム経営。

 
”ダムのように、お金や人材、設備に余裕を持って経営をする”、

 
ということですが、

 
その話を聞いた聴衆のひとりが、
松下さんに質問しました。

 
「あなたのような大企業なら、ダム経営ができるとおもいますが、
中小企業では難しい。どうしたらお金が貯まりますか?」

 
その質問に対する、松下幸之助さんの答えは・・・、

 
「ダムをつくろうと、強く思うことですな」 

 
多くの聴衆は、その答えにガッカリしたそうですが、
稲盛和夫さんだけは違ったのです。

 
「つくろうと思うことか…」

 
素直に受け入れた稲盛さんは、
ダムをつくろうと常に意識して行動しました。

 
その結果、

年商1兆円を超える京セラグループをつくるなど、
誰もが知る大成功を収めたわけです。

 
もし、あのとき、
素直に受け入れていなかったら・・・、

 
日本経済界は、
大きく変わっていたことでしょう。

 
ということで、

 
”素直に受け入れること”

 
これが大切なわけですが、
これは社風に大きく左右されます。

 
おそらくですが、

冒頭のB社長の会社では、
素直さはないでしょう。

  
なぜなら、

トップである経営者が素直ではないからです。
それを見ている社員も、そうなっていくのです。

 
シンボリック経営®では、
そうならないための社風づくりにも力を入れています。

 
社風が、社員の行動に与える影響は侮れません。
あなたの会社では、素直に受け入れる社風はありますか・・・?

 
素直さが、会社の未来を変えるかもしれません!

 
 
 
 

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