104通目:正しい波の乗り方。

 
「いや~、親戚が大変なことになってね・・・」
経営者仲間のNさんがポツリ。

 
何が大変なのかというと・・・、

 
ある日突然、
その親戚の元に、税務署がやってきたようなのです。

 
「〇〇さん、収入を申告してませんね」

 
どうやら、

かなりの年数、無申告で、
税務署からの通知も無視していたとのこと。

 
「ほかに儲けている人はたくさんいる。これぐらいなら大丈夫だろう・・・」

 
そんな甘い考えからの無申告。

その結果は、

重加算税などの罰金も含め、
数千万円の追徴税額・・・。

 
これは所得税だけですから、
住民税に、国民健康保険・・・、

 
このあと、

恐ろしい通知が届くことになるでしょう。

 
それでも、

納税できるお金があれば、まだマシです。

 
お金がないとなると、

結構高い金利で、
延滞税が発生することになります。

人生設計が大きく変わることは間違いありません。

 
この親戚の方の場合は、

 
「ほかに儲けている人はたくさんいる。これぐらいなら大丈夫だろう・・・」

  
この考えを持った段階で、
悪循環は始まっていました。

こうなってしまった今、
この悪循環を断ち切るのは、至難の業。
何をやってもうまくいかなくなる未来が、目に見えるようです。

 
その逆で、
 
善い循環に入っているときには、
何をやってもうまくいく。
 
循環というのは不思議なものです。

 
ということで、

 
シンボリック経営®では、
コンサルティングの中で、

  
”善循環の起点は何か・・・?”

 
これを考えていきます。

 
先程の例で言えば、

 
”数字をしっかりまとめて、
節税を考えながら、企業を発展させていく”

 
この起点から物事を考えていれば、
言うまでもなく、
180度、結果は変わっていたはずです。

 
しかし、

これは言うほど簡単なことではありません。

 
なぜなら、

 
”結果は、すぐには現れないからです”

 
船が進行方向を変えるように

ゆっくり、ゆっくり、

その結果はやってくるのです。

  
無申告の件でも、
数年経って現れましたよね。

 
だからこそ、

 
一時の甘い誘惑に負けず、
先を見据えた循環づくりが大切なのです。

 
そして、

 
その循環づくりで最も大切なことが、

 
”外部視点を持つ”

 
ということ。

 
”自分だけ儲かればいい”

 
確かにこれも
考え方の起点にはなりますが、
善循環になるかどうかは
別問題ですよね。

 
善循環をつくるための最低条件は、
お客さまのお役に立つこと。

そもそもこれがなければ、
売上は増えません。

 
売上が増えなければ、

商品・サービスの改善も、

社員の待遇改善も、

未来投資もできません。

 
飲食店で考えるとよく分かります。

 
一度、悪循環に陥ってしまった場合は、

  
いい素材を仕入れることが出来ず、
商品の質は落ち、

 
社員の待遇改善も出来ないため、
サービスの質も落ち、

  
未来投資も出来ないため、
店は老朽化が進み、

 
そのうち、

 
経営者のやる気もなくなり、
店じまい・・・。

悪循環は、本当に恐ろしいです。

 
さて、

 
あなたの会社の善循環の起点には
どんなことが考えられますか・・・?

 
一度、真剣に考えてみることをオススメします。
善循環に乗った企業は、すべてがうまくいくものです。  

 
 
 
 

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