「嬉しいことがありましたよ!」
そう話す、T社長。
T社長は、
定期的に、社員との個別ミーティングを行っていますが、
そのミーティングで、嬉しいことがあったようです。
T社長の会社では、
社員の成長を大切にしています。
会社としてのミッション・ビジョンが、
社員個人の成長にもつながるように、
シンボリック経営®のコンサルティングを通して
しっかりと考えてきました。
企業経営における、
大きな課題のひとつは、
間違いなく、”人材”
人の採用は、本当に難しい。
決して安くはない求人広告にお金を掛けながら、
いい人材との、奇跡の出会いを待つ…。
求人広告にお金を掛けて、
攻めているように見えても、
実態は、”待ち”
誰もが知っている大企業なら目に留まるも、
中小企業の場合は、難しいのが現実です。
そんな苦労の末、
やっと獲得した人材に、
たった数ヶ月で辞められたら…、
本当に落ち込みますよね。
この気持ちは、経営者にしか分からないでしょう…。
つまり、
”採用の間違い”
採用すべきでない人を、
採用してしまった…。
これでは、
企業側・社員側、どちらも不幸です。
T社長の会社も、
以前は、この問題で悩んでいましたが、
最近は、定着率がアップしてきました。
その理由のひとつが、
”方向性の明確化”
待遇面は大切ですが、
それよりも、
企業のミッション・ビジョン、
業務内容、職場環境、働きがい、やりがいを強調することで、
”同じ志を持つ仲間”
これを集めるという考え方に切り替えたのです。
とはいえ、
採用の段階では、
お互いに、よく分からないのも事実。
採用する側としては、
保有する資格や経歴、自己PRも参考にしつつ、
人材の選考をしています。
冒頭の言葉に戻ります。
T社長の会社に、
3年前に入社して社員のKさん。
Kさんは、
合格率5%前後の
難関の気象予報士の資格を持っていましたが、
先日のT社長との個別ミーティングで、
こんなことを言ってきたそうです。
「お客さまに、天気の情報を発信して、
何かお役に立てないかと考えているのですが…」
いままでは、
ペーパードライバーならぬ、
ペーパー気象予報士だったわけですが、
その能力を発揮する方向に、意識が動いた。
T社長は言います。
「こうなったのは、
村田先生と一緒に、会社の方向性を明確にしたからだと思います。
明確にする作業は大変でしたが、
会社のミッション・ビジョンを明確にし、
それに向けて動くことが、社員自身の成長にもつながる。
会社の成長が、個人の成長。
個人の成長が、会社の成長。
この関係性が伝わった、ひとつの証だと思います。
Kさん自ら、何かをしたいと言ってきてくれたのが、本当に嬉しかった!」
泣きそうな笑顔で話すT社長が、
とても印象的でした。
ということで、
”保有能力よりも、発揮能力が大切”
いくら優れた能力を持っていても、
それを発揮しなければ、無意味です。
”社員が、能力を発揮したくなる会社をつくる”
そのためには、待遇が大切なのは間違いないですが、
それよりも大切なのが、”働きがい”
いくらきれい事と言われようが、
この考えだけは、持ち続けたいと思います。
私たちの人生のうち、
多くの時間は、仕事に費やされています。
その仕事に、働きがいを感じられなかったら…、
その人の人生は、
不幸と言わざるを得ない…。
私はそう考えています。
ところで、
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