173通目:言葉が足りない大人たち。

B!

 
「本当にありがとうございました」

このひと言が言えない人…、
あなたの周りにはいないでしょうか?

 
人間は、
なんだかんだいっても、

 
”ありがとう”

 
この言葉が好きですよね。

 
 
 
私自身は、

いつの頃からか…、

 
あ、そうそう、

 
あれは、学生寮に入ったときでした。

 
 
18歳で入った学生寮、
同じ年の各地域から集まった人たち。
私にとっては初めての共同生活でした。

 
 
そして…、

 
 
食堂で事件は起こった!!!(笑)

 
基本的にはみんなで食事をすることが多かったのですが、

そのうちのひとりが…、

 

「醤油取って」

「ソース取って」

「スプーン取って」

 
近くにいる人に頼むのですが…、

それだけ…、

 
 
「ありがとう」

 
  
このひと言がないのです。

 
おそらく彼も初めての共同生活。

甘やかされて育ったのか…、

ただマウントを取りたかったのか…、

定かではありませんが、

  
 
だんだんと…、

 
 
彼の近くで食事をする人は減っていきました。

それはそうですよね。

誰だって、
パシリみたいな扱いをされたら、いい気はしません。

 
 
そのとき、私は思ったのです。

 
「自分自身は、ありがとうを言えているのだろうか…?」
 
 
それ以降、

いまでは口癖になるまで(もちろん、気持ちはこもっています!)
自然に言えるようになりましたが、
それでもまだ、気を付けています。

 
 
ちなみに、その彼には、
しばらく経って、関係性が出来てから言いました。

 
「ありがとうは言った方がいいよ」

 
彼は無自覚だったようです。

親も注意してくれなかったようで、
大いに反省していました。

 
 
そしてもうひとつ、

 
ありがとうと同じぐらいに大切なことがあります。

 
それが、

 
 
”笑顔”

 
 
これも…、できない人…いますよね…。

会社の受付でもやらない人がいるのは
驚き以外の何物でもないのですが、
先ほどの彼同様、教えられていないのだと思います。

 
  
そもそも論として、

 
”敵は少ない方がいい”

 
これが私の持論です。

 
 
ありがとうと笑顔は、
少なくても敵を増やすものではありませんよね。

 
 
うちのスタッフには、口が酸っぱくなるほど言っています。

 
「敵を増やしても、いいことは何ひとつないよ」

 
ただし、勘違いしてはいけないのは、

 
”いいなりになることではない”

 
ということ。

 
 
人が集まってビジネスをするわけですから、
時には、意見の対立はあります。

 
そうなったとき…、

 
敵をつくらないために
思ってもいないことを受け入れるのは違う。

 
そこには、
 
 
”こだわり”

 
 
これがあっていい。

こだわりを持って、議論を闘わせるのは至極当然の話ですが、
わざわざ敵をつくるような態度で接するのは違うということです。

 
 
 
”ありがとうと笑顔”
 
  
これができる人は、本当に賢い人だと思います。

その逆は…、言わずもがなですね。

 
 
ということで、

 
 
”ありがとうと笑顔”

 
これは、

冒頭の彼のように、教育されていない人もいます。
また、意識していないとなかなか難しいものです。

 
そして、

 
”こだわり”

 
これも、
こだわりが何かを教育していなければ同じこと。

 
 
つまり、

 
 
具体的な行動やフレーズで象徴化し、
社内に浸透させていく必要があるわけです。

 
「ありがとうなんて、幼稚園で教わることだろ。なんでそれをわざわざ…」

 
そう思う気持ちはよく分かりますが、
人それぞれ、育ってきた環境は違うのです。
 
 
試しに、社内での会話に、しっかり耳を傾けてみてください。

 
”ありがとう”

 
もしかしたら、これが抜けているかもしれません。

あるいは、

ただ言っているだけで、そこに笑顔はないかもしれません。

 
 
”スマイル0円”

 
 
あるハンバーガーチェーンが取り入れて、
注目を集めましたよね。

 
とてもよいシンボリックだと思いますが、
これがいまでも現場で生きているのか…?
 
それはみなさんの目で確認してもらうとして、

 
 
”言われなければ分からない”

 
 
これが人間の本質だと思っています。

 
さて、
 
あなたの会社には、
敵をつくらないためのシンボリックはありますか…?

 
 
 
 

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