132通目:習慣が価値観をつくる。

B!

 
「人格は繰り返す行動の総計である。
それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である」

古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの言葉です。

 
 
”習慣が人生を変える”

 
 
人生は、言うまでもなく日々の積み重ね。

 
やったことはもちろんのこと、

 
やらなかったことも…、

 
すべて自分に跳ね返ってきます。

 
 
…と、

 
 
私を含め、

多くの人は、

頭では分かっているものの…、

 
 
習慣を変えるのは、
なかなか難しいことでもありますよね。

 
”痛みを避けて、快楽を求める”

 
これが人間だからです。

 
 
難しいことではありますが、

 
 
逆に言えば、

 
 
良い習慣をつくることさえ出来れば、
物事がうまくいく確率は上がる、

ということでもあります。

 
 
つまり、

 
 
”良い習慣をつくる仕組みづくり”

 
 
これをつくることが、
企業にとっても重要ということです。

 
 
たとえば、

 
 
先日、ある件で、
ある企業に問い合わせをしたところ、

 
 
「担当から連絡をさせます」

 
 
その担当の方とは面識がなく、

どうなることやら…、

 
 
少々不安になっていたところ、

しばらくして電話が…。

 
 
「お問い合わせ頂いたとのことで、ありがとうございます。

大変申し訳ございませんが、本日お休みを頂いておりまして、
資料が手元にありません。

明日、早急に確認をして、午前10時にお電話させて頂きたいのですが、
ご都合いかがでしょうか?」

 
 
いまの時代…、

 
  
休みの日に仕事を…というのは賛否両論あると思いますが、
私は、この対応をして頂いたことで、とても安心しました。

  
 
この電話がなければ、

 
きっと、一日中やきもきしていたことでしょう。

 
 
この対応が、

 
 
果たして、

 
企業としての方針なのか、

担当者個人の価値観なのか、

 
どちらなのかは分かりませんが、

 
 
少なくても、

 
 
この担当者は、良い習慣が出来ている。
きっと、お客さまからの信頼も得ていることでしょう。

 
 
対して…、

 
 
うんともすんとも言ってこない人もいますよね…。

 
「あの件、どうなりました?」

 
追い電話をするのは、地味にストレス…。

 
 
結果的に、

 
 
「この会社との取引はやめておこう…」

 
 
そうなる可能性もあります。

 
 
ということで、

 
 
良い習慣をつくる仕組みづくりをすること。

 
 
たとえば、

 
 
・毎朝の朝礼で、
 経営理念・ミッション・ビジョンなど、企業の方向性を確認する。
 唱和するだけでなく、考えたこと、実践したことを話す。

 
 
・毎朝の朝礼で、
 Good & New(グッド アンド ニュー)をやる。

 Good & New(グッド アンド ニュー)というのは、
 アメリカの教育学者・ピーター・クライン氏のチーム活性化手法のひとつで、
 24時間以内に起きた、Good(良かったこと)、New(新しい発見)について
 話すことです。

 
 
・毎朝15分、身の回りの清掃をする。

 
 
・「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」など
 声掛けを徹底する。

 
 
・笑顔を意識する。

 
 
などなど、

大それたことではなく、小さなことを徹底していくのです。

 
 
「これぐらい、わざわざ言わなくても出来るだろう…」

 
 
もしかしたら、
そう思うかもしれませんが、

 
 
”言わないと、出来ない”

 
 
これは間違いありません。

小さな習慣の徹底が、その会社の社風をつくるのです。

 
 
みなさんも経験があるかと思いますが、

会社に入った瞬間に、

 
”明るい!”

 
”暗い…”

 
そう感じることがありますよね。

 
 
言うまでもなく、

 
 
暗い…と感じた企業が、
良い業績だったことはありません。

 
 
とはいえ…、

 
 
明るい…にも種類があるので、
どう明るいかで業績は変わってくるのですが、

 
いずれにしても、

 
習慣が価値観となり、社風となる。
シンボリック経営®では、そう考えています。

 
 
さて…、

 
 
あなたの会社に足を踏み入れた人は、
いったい、どう感じていると思いますか…?

 
 
明るい?

 
 
それとも…、

 
 
指揮官先頭で、
まずは経営者であるあなた自身が良い習慣をつくり、
社風をつくっていきましょう。
 
 

 
 
 
 

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