83通目:○○第一の落とし穴。

B!

 
「何を優先すべきかは、きちんと決めているんですけどね・・・」
経営者の集まりで、
ある経営者がポツリと一言。

 
どうやら、

優先事項が守られていないようです。

 
その背景にあるひとつは、
社員たちが、優先事項をきちんと理解していないこと。

理解していないから、

都度都度・・・、

「これはどうしたらいいですか?」

聞きに来る。

 
そうかと思えば、

聞きに来ることもなく、
間違った判断をして、トラブルを起こす・・・。

 
「これが、いま一番のストレスですね・・・」

そう語る冒頭の経営者。

 
ある意味、経営者あるあるですが、

一概に、

「社員たちが優先事項を理解していないから・・・」

とも言えません。

 
裏を返せば、

”優先事項をきちんと理解させていない”
 
とも言えるからです。

 
では、どのようにすればいいのか・・・?

 
答えはひとつではありませんが、
確実に言えることは、

”第二を決めること”

 
そんな優先事項でよくあるのは、

”安全第一”
 
 
社内には、安全第一と掲げてはいるものの、
上司からは利益目標を与えられ・・・、

 
こうなると、

評価が欲しいのが人というもの。

 
安全第一とは分かってはいても、
無理をして、結果としてトラブル・・・、

そうなることも、少なくありません。

 
だからこそ、

明確に第二を決める。
人間は、基準で判断する生き物です。

第二という基準があるからこそ、
第一が活きてくる。

 
たとえば、

”安全第一、利益第二”

 
安全にきっちり仕事を積み重ねていけば、
儲けはあとからついてくる。

無理をしてトラブルを起こすほうが、
会社にとってマイナスになる。

こんな説明をしてあげることで、
第一が、より強調されるわけです。

 
”お客さま第一”

これもよくありますが、
掲げていながら、実際には・・・、

そんな会社も残念ながらありますよね。

 
これについても、

”お客さま第一、社内事情第二”

何を優先すべきかを、より強調することで、
社員が正しい判断に近づけるはずです。

 
ということで、

シンボリック経営®では、
会社の方向性と、社員の働き方を合わせるための言葉、

”シンボリック・スピリッツ”

をつくっています。

 
分かりやすいところで言えば、

ドラマにもなった
池井戸潤さんの「下町ロケット」に出てくる

”佃プライド”

こんなイメージです。
 
 
町工場の誇りを現している言葉ですが、

社員たちが奮い立つ言葉、

社員たちが正しい判断をできる言葉、

そんな言葉をつくっています。

 

ところで・・・、

あなたの会社では、
第二を掲げていますか?

 
もしかしたら・・・、

あなたが抱えているストレスは、
第二を掲げていないからかもしれません。

 
 
 

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