75通目:毎日同じスーツを着ている理由。

B!

 
「半分はやる必要なし」
そう言いながら、模擬試験の後半部分を破り捨てる。

たまたま観ていたドラマに、
こんなシーンがありました。

 
中学受験を舞台にしたドラマでしたが、
模試の点数が伸びない生徒に対して、
前半部分のみを解答するようにアドバイスしたところ・・・、

 
なんと・・・、

点数が伸びたのです!

 
まぁ・・・、

ドラマの話ですが、

とはいえ、

模試の点数が伸びた理由については
納得しました。

 
それは何かというと・・・、

”時間配分”

時間に限りがあるのが試験。

全体を解こうと思うと、
どうしても焦りが出てきます。

その焦りから、ケアレスミスをしてしまい、
点数が伸びなかったのです。

 
もちろん、

模試を説く前には、

「分からない問題は飛ばして、次に進むように!」

そんなアドバイスをしていますが、

それでも・・・、

”問題を捨てる”のは、
勇気がいることです。
 
  
実際に問題を目にしてしまうと、

「粘ったら解けるかも・・・」

そんな期待から、
時間を無駄にしてしまうこともあります。

  
だったら・・・、

”最初から見ない!”

後半部分を破り捨て、
前半部分に集中することで、
出来る問題を確実に正解し、点数を積み重ねる。

そんなアドバイスだったわけです。

 
この思い切った割り切りは、
ビジネスにおいても、とても重要なことです。

 
徹底的に考えるべきことと、
考えなくていいこと。

この2つを明確にして、
時間を有効に使う。

 
たとえば・・・、

以前見た4コマ漫画に、
こんなのがありました。

 
Aさん:「お前、毎日同じスーツ着てるな。少しは身なりを考えろよ」

Bさん:「もちろん、しっかり考えてるよ!」

 
Bさんは、同じスーツを5着持っていたのでした・・・、

というオチだったのですが、

「今日はどのスーツにしようかな・・・」

悩む時間がもったいないと考えれば、
着るものを決めてしまうのもひとつ。

 
まぁ・・・、

極端ではありますが、
思い切った割り切りが、新たな時間を生むのです。

 
世の中には、

「忙しい」

という言い訳(?)が溢れていますが、
それは本当でしょうか?

 
もしかしたら、

考えなくていいことまで、考えているから
時間が足りないのかもしれません。

 
あとは、

最初から見ない・・・という点では、

”デジタルデトックス”
 
スマホやパソコンなど、
電子機器から距離を置くことで
時間を生み出す。

 
特に用はないけどスマホを触ってる人・・・、

意外と多いのではないでしょうか。
一種の現代病ですよね。

 
私自身も気を付けていますが、
近くにあると、つい触ってしまうのがスマホです。

タイムロッキングコンテナという
タイマー式のケースもありますよね。

強制的に距離を置く時間を設けることは
有効な手段だと思います。

  
ということで、

徹底的に考えるべきことと、
考えなくてもいいこと。
思考分野の明確化で、時間を生み出す。

 
そのためには、

模擬試験の後半部分を破り捨てるような
思い切った割り切り、

そして、
 
強制力が必要です。

 
シンボリック経営®コンサルティングでは、

定期的に、

そして、

ある意味、強制的に
経営について考える時間がつくられます。

 
「この時間がなかったら、経営について考える時間はなかったと思います」

みなさん、そうおっしゃいます。
それだけ、時間配分というのは難しいということですよね。

 
経営者である皆さんの考えるべきことは、
言うまでもなく、”経営のこと”

 
あなたには、
経営について、徹底的に考える時間がありますか?

思考分野の明確化で、時間を生み出していきましょう。
あっという間に、時は流れていきます。

 

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