43通目:”分解して考えること”、勘違いから会社は潰れる。

B!

 

「いや~、おかげさまで忙しいです」
そう話す、I社長。

IT関連サービスを提供するI社長の会社は、
コロナ禍に対応するシステムづくりで、
業績を伸ばしています。

 
この勢いを次につなげるために、
今回、ご相談にいらっしゃいました。

 
事前にお願いしていた
会社案内、事業計画、決算書などの資料を見ながら、
今後の展開をお伺いすると…、

 
「忙しいので、人を増やそうと思っています!」

売上も上がり、嬉しそうに話すI社長。

 
「これは…マズイな…」

そう感じた私は、
冷静になってもらうために、
こんな質問しました。

 
「I社長、売上が上がっているのはいいことですよね。
ところで、売上が上がった原因は何ですか?

 
I社長は答えます。

「やはり、コロナ対応のシステム受注が増えたことですね」

 
続けて質問します。

「なるほど、世の中のオンライン化が一気に進みましたもんね。 
この流れで、新規の取引先は、どれぐらい増えたのですか?

私の質問に、一瞬…表情を変えたI社長。

 
そうです。

I社長の会社は、この10年、
取引先が、ほとんど変わっていないのです。

増えもせず、減りもせず…、

 
私は、

決算書の売上高の推移、
勘定科目内訳書に記載してある取引先の変化のなさから、
この状況の予測がついていました。

 
今回売上が上がったのは、

”1社あたりの単価が増えただけ”

コロナ対応が終われば、また元に戻るのです。

 
しかし、

この10年、売上横ばいを続けてきたI社長は、
急に売上が増えたことで、
ちょっと浮かれてしまっていたのです。

  
浮かれる気持ち…、

よく分かります…。

私も同じ立場だったら、
ちょっと勘違いしてしまうでしょう…。

 
上記の質問により、
冷静になってもらったところで、
改めて、こんな質問をしました。

 
「現状を踏まえて、
やるべきことは、人を増やすことだと思いますか?

 
しばらく考えたあと…、

「いや、違いますね。
いまは忙しいだけで、このままだと、そのうち人員余剰になります」

 
続けて質問します。

「では、何をするべきだと思いますか?」

 
今回は即答で、

「新規開拓ですね。
取引先が増えていないことは分ってはいたのですが、
営業したくない…見たくない現実から目を背けてました…。

やるべきことは分っていたはずなのに…。
気づかせてもらって良かったです」

 
人間というのは不思議なもので、

「上を目指したい!」という気持ちと同時に、

「いまのままでもいいか…食うに困らないし…」

そんな気持ちを同時に持ってしまうのです。

 
食うに困らない…、そこそこ食える…、
この状況は、言葉を選ばずにいえば、”麻薬”

居心地のいい空間になってしまうのです。
それが10年も続いていたなら…尚更です。

 
ということで、

目を覚ましたI社長。

 
3年後、5年後、10年後、

企業のビジョンを改めて考え直し、
新規開拓に向けて動き出しました。

 
とはいえ…、

10年の足踏みは、
そう簡単に抜け出せるものではありません。

放っておくと、
元に戻ってしまう可能性があるので、
一緒に走っていきたいと思います。

 
いつも言うことですが、
私たちの持ち時間は限られています。

つまり、

”本当に重要なことから手を付ける”

これがとても重要なのです。

 
日々の忙しさに流されて、
本当にやるべき、重要なことに手を付けていない、

あるいは、

手は付けているものの、順番を間違ったりしていませんか?

 
そんなときに、
伴走する誰かがいるといいですよね。

軌道修正してくれる誰かが、あなたにはいますか?

 
それは、

あなたの会社の経営陣にいるかもしれません。
 
友人経営者、先輩経営者かもしれません。 

あるいは、

私のようなコンサルタントかもしれません。

   
伴走してくれる誰かを見つけることが、
足踏みしないひとつの方法であると考えています。

 
最後に改めて、

”あなたが取り組むべき、本当に重要なことは何ですか?”

 

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