170通目:信じる力こそ、最大の未来投資。

B!

 
「もっと未来に投資しろ!」
プロレスのリング上で、レスラーがまさかの叫び。

 
「もっと所属のレスラーを信じろ!」

「目先の小銭をかき集めることばかり考えていないか?」

 
これらの提言は、
すべての企業にいえることですよね。

 
 
社員は社員なりに、
会社のことを考えている。

 
もし、

 
会社のことを何も考えていない社員がいれば、
それは採用の間違い。

人を見る目を養うことはもちろん、
面接での質問事項の工夫や改善、
あるいは、やり方そのものを変える必要があるでしょう。

 
 
その昔、

 
 
日本のプロ野球では、
大阪近鉄バファローズと、
オリックス・ブルーウェーブの合併に端を発した
プロ野球再編問題が勃発しました。

 
合併により、
球団がなくなることが分かった選手の中には、
文句を言っている選手もいましたが、
私には、とても違和感がありました。

 
  
というのも、

 
 
当時のパ・リーグは、
テレビ中継もなく、人気も低迷し、観客動員数も低迷。

プロ野球自体も、
サッカーのJリーグに人気を持っていかれていた時代でした。

 
そんな中、

 
ガラガラの球場で試合をしているわけですから、
どんな経営状態であるのか…、分かっていたはずです。

 
自身の年俸交渉は一生懸命やるのに、

それと同じぐらいに、

観客動員数を増やすための努力をしていたのか…?

 
まぁ、当時は、

 
「それはフロントの仕事」

 
割り切っていたのかもしれませんが、
冒頭のレスラーのように、
何か行動を起こしていれば、結果は変わっていたのかもしれません。
(私が知らないだけで、行動していたかもしれません)

 
 
つまりは、

 
”愛社精神があるのか否かということ”

 
会社が好きであれば、
言われなくても、何とかしようと思うのが自然の流れ。
今回のレスラーの言葉は、所属する団体が好きであるが故の苦言だと思うのです。

 
愛社精神…、なんていうと、
いまの時代は、引かれるのかもしれません。

 
 
しかしながら、

 
 
”会社が好きであること”
 
 
これは何より重要なことです。

 
 
私の師匠がコンサルしている会社の社員たちは、

 
「ディズニーランドよりも楽しい!」

「(会社に行きたいから)早く朝が来ないかな!」

 
そう思うとのこと。

こうなれば、会社の業績が上がらないはずがない!

 
 
では、

どうすれば愛社精神が育つのか…?

 
 
答えはひとつではありませんが、
まずは、あなた自身が社員のことを大切に思い、
成長を願い、サポートし、経済的な幸せも与える。
そして何より、信じること。

 
 
”社員を信じ、理念を信じ、未来を信じる”

 
 
その信じる力こそが、経営の象徴を形づくるのです。

  
ただし、注意点があります。

 
社員を信じるということを勘違いして、
優しさと甘さを混同しないことです。

 
 
優しさの裏側には、必ず厳しさがあります。
大切に思うからこその厳しさも必要なのです。

 
対して甘さは、何をやっても注意しない。

言い方を変えれば、

社員の成長を願わず放っておく、冷酷といえるのです。

 
 
ということで、

 
 
あなたの会社の社員からは、
会社のことを思っての提案はありますか…?

 
提案には前向きなものもあれば、
苦言を呈されることもあります。

 
苦言を呈されたとき…、

 
 
「そんなことお前は考えなくていいんだ!」

 
 
これでは、
あなた自身が社員を信じていない証拠。

信じられていないことを悟った社員は、
二度と話してはくれないでしょう。

  
  
”社員を正しく信じること”
 
私たちの懐の深さ、器の大きさが試されているのです。

 
 
最後に、
愛社精神の測るひとつの方法をお教えしましょう。
 
 
それは、

 
”社内行事の出席率”

 
強制の場合は話は別ですが、
任意の場合、出席率はどれぐらいでしょうか…?

自身に置き換えてみれば…、どういうことか分かりますよね。 

 
 
 
 

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