159通目:キャリアアップ幻想の被害者になるな!

B!

 
「またやってるよ」
ここ数年、まいにち目にしているもの…、

 
そのひとつが、

 
「転職しないのは損!」

 
そう言わんばかりの、

 
 
”転職エージェント広告”

 
 
ボディーブローのように、
毎日じわじわ、じわじわ…、

転職熱が上がっている人も
たくさんいるのではないでしょうか?

 
総務省「労働力調査」によると、
転職希望者の数は、約1,000万人。

 
日本の労働力人口が、
約7,000万人であることを考えれば、

約14%が転職を考えている、
ということですね。

 
 
しかし…、

 
 
転職すれば、
必ず幸せになれるかといえば…、

 
もちろんそうではありません。

 
 
確かに

給料は増える傾向にあるのかもしれませんが、
仕事内容や人間関係、社風など、

 
「こんなはずじゃなかった…」

 
いわゆる、

雇用のミスマッチで苦しむ人もいます。

 
 
これは、

 
 
雇い入れる企業側にとっても
不幸ですよね。

  
でもこればっかりは、
入ってみなければ分からない。
面接では、お互いにいいことしか言わないし…、

 
そんな状況を打破すべく、

 
 
”中途採用向けインターンシップ”

 
 
これを導入する企業も増えてきているようです。

 
一般的にインターンシップは、
新卒採用の学生向けというイメージですが、
中途採用こそ、必要なものかもしれませんね。

 
 
中途採用の採用コストは、
採用する人材によっては、
1名あたり100万円は、ゆうに超えてきます。

 
それだけのコストを掛けて獲得したのに、
たった数ヶ月で辞められたら、
目も当てられませんよね。

 
お互いのためにも
中途採用者向けインターンシップの導入は
検討すべき事項のひとつといえるでしょう。

 
 
というのも、

 
 
冒頭でも言ったように、
転職エージェント広告を見ない日はありません。

 
その結果、
 
”キャリアアップに囚われ過ぎている”

 
そんな人も多くなってきたからです。

 
 
”転職 = キャリアアップ”

 
 
転職さえ出来れば、キャリアアップできると
勘違いしている人も、少なくありません。

 
 
コロナ禍を経て、
働き方改革も一気に進んだいま、
労働生産性をいかに高めていくか?

 
大企業・中小企業問わず、
ひとつの経営課題となっています。

 
特に私たち中小企業は、
少ない人数で、生産性を高めていかなければならないのです。

 
 
つまり、
 
少ない人数でも、

 
 
”最高のパフォーマンスを引き出す集団をつくる”

 
 
これが重要なわけです。

 
そんな中に、

 
「キャリアアップのために転職してきました!」

 
いわば、

 
”自分のことだけしか考えていない人”

 
そんな人が入ってきたらってきたら、どうなるでしょうか…?
答えは、目に見えてますよね。

 
 
つまり、

 
 
キーワードは、”貢献”

 
 
どれだけ貢献できるかが重要なのです。

 
  
経営の名著・ビジョナリーカンパニー2には、
こんな言葉があります。

 
”適切な人をバスに乗せる”

 
あなたの会社にとっての、
”適切な人”とは、どんな人でしょうか…?

 
 
「人が足りないから、とりあえず求人だ!」

 
 
この程度で募集してしまうと、
きっと採用の間違いが起きてしまうでしょう。

 
 
適切な人を明確にし、
適切な人に来てもらえる会社にし、
適切な人を見極める。

 
人材獲得は、獲得前から始まっているのです。 
 

 
 
 
 

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