140通目:毒…入ってませんよね…。

B!

 

「今度は、キノコですよ…」
そう苦笑いするY社長。

 
 
山菜に続き、

キノコが贈られてきたようなのですが…、

どうやら問題があるようです。

 
 
それは何かというと…、

 
 
”ジップロックで届いた!”

 
 
つまり、

 
 
お店で売られているものではなく、

 
 
”自分で採取したもの”

 
 
これが贈られてきたようなのです。

 
 
もちろん有難いことではあると前置きしながらも、
Y社長は言います。

 
「贈り主が、プロであれば話は別ですが、そうではなく趣味程度。
言葉を選ばずに言えば、素人ですよね。

山菜はまだいいとしても、
キノコは…、ちょっとコワいですよね…」

 
 
贈り主がプロでなくても、

 
”相手との関係性”

 
これがしっかりしたものであれば、
コワさは半減しますが、
今回はそうではないようなのです。

 
 
付き合いが浅く、
まだ相手のこともよく分からない。

そんな中での、自採りキノコ…。

確かにコワいですよね…。

 
 
同じものでも、

 
”高島屋”

 
など、

有名どころのパッケージで贈られたならば、
安心感はかなり違いますよね。

 
 
つまり、

 
 
これがブランド。

 
「高島屋で買ってくれたんだ!」

 
安心感も、有難さも倍増です。

 
 
ということで、

 
 
今回の件は、

一見、笑い話のようではありますが、
とても重要な教訓があると思うのです。

 
 
それは、

 
 
”あなたの会社の名前(あるいは商品名など)は、
相手に対してどんな印象を与えているのか?”

 
 
ということ。

 
 
安心感なのか、

値ごろ感なのか、

高級感なのか、

それとも…。

 
 
たとえば、

 
 
すかいらーくグループのひとつであるガストに対して、
あなたはどんなイメージを持っているでしょうか…?

 
おそらく多くの人は、

 
「安い、手頃な価格のお店」

 
そんなイメージがあるのではないでしょうか…?

 
 
そのガストが、新メニューとして、

 
 
”カジュアルフレンチ・1,990円”

 
 
これを売り出すとのこと。

 
 
個人的には、
なかなか厳しいのでは…と感じています。

 
 
そもそもの価格の基準値が低いガストでは、
1,990円という値段は、
より高く感じてしまうのではないかと思えるからです。

 
ブランドに見合った価格設定という視点も
重要ですからね。

 
 
先ほどのキノコの例でいえば、

 
 
ジップロックに千円の値札が貼ってあるのと、
高島屋の売り場で千円の値札が貼ってあるのとでは、

 
  
同じ千円でも、
受ける印象は違いますよね。

 
 
ということで、

 
 
ラベルひとつで
価値をまったく変えてしまうブランドは、
ビジネスにおいて、とても重要なことです。

 
重要なことでありますが、
言うまでもなく、
並大抵の努力ではつくれません。

 
 
では、どうすればいいのか…?

 
 
答えはひとつではありませんが、

 
 
”USP(Unique Selling Proposition)”

 
 
独自の売り、

ほかとの違いを明確にしていくことが

何より重要です。

 
 
と…、

 
 
これがまた簡単ではないのですが、

 
まずは、

 
”あなたが取り扱っている商品・サービスは何なのか…?”

 
これを深堀してみることです。

 
 
当たり前のことではありますが、 
意外とやっていないことでもあります。

 
 
ということで、

 
 
あなたは、どんなラベルを貼っていきますか…?

 
そして、

 
そのラベルには、どんな価値があるでしょうか…?

 
 
いま一度、

あなたの商品・サービスについて、
徹底的に深堀してみましょう。 

 
 
 
 

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