94通目:〇〇〇〇からの連絡! そのとき、どう動く・・・?

B!

 
「退職代行から連絡が来ましたよ」
F社長から電話が入りました。

 
説明不要かと思いますが、
退職代行というのは、
社員の退職手続きを代行する会社のことです。

 
弁護士事務所がやっているものも多いようで、

過払い・残業代未払に続く、

新たなブームが訪れるのでしょうか・・・?

 
F社長の会社で、
退職代行を利用した社員は、
以前から問題のある社員でした。

 
頻繁な遅刻・早退、

突然休む、

現場に来ない、

 
F社長も諦めずに
その社員とコミュニケーションを図ろうとするものの
なかなかうまくいかず・・・。

 
だんだんと
周りの社員たちも、

 
「あの人には、仕事を頼めない」

 
そんな空気感が漂い、
本人も居づらくなったのだと思います。

 
こうなってしまった原因のひとつは、

”F社長の中長期的な考えの欠如”

 
 
厳しい言い方ですが、

F社長には、
こうなりたいという未来像がなく・・・、

 
いや、正確に言うと、

こうなりたいという未来像はあるものの、
きちんと考えて、文字言語化してこなかった。

 
文字言語化していないものは、
社員をはじめ、周りには伝わりにくものです。

 
キリスト教がなぜ広まったのか?
それは聖書があったから。

 
私はこの話が好きなのですが、

それだけ、

考えを文字言語化したものを持つというのは
強いことなのです。

 
 
人材の採用も、
未来像からのバックキャスティングで考えなければなりません。

 
こうなりたいという未来像のためには、
どんな人材が必要なのか・・・?

 
「人手不足なんで、誰でもいいから採りたい」

そんなときもあるかもしれません。

 
それを否定はしませんが、
それでうまくいくのは、
ある意味、”奇跡”

 
会社としては、

求める人材を明確にし、

 
求職者に対しては、

会社の目的、

会社の方向性、

働き甲斐と経済的幸せ、

  
これらをしっかりと提示し、
共存共栄の関係を築けるようにすることが
とても大切だと考えています。

  
もちろん、

それでもうまくいかないことはありますが、
採用の間違いほど、無駄なことはありません。

その無駄を防ぐ確率は、
適当な採用よりも、
間違いなく高まるはずです。

 
ということで、

F社長は、
退職代行による退職を
自身の不甲斐なさの現れとして捉え、反省し、改善に取り組んでいます。

 
そのひとつが、

シンボリック経営®を通して、未来像の明確化。

こうなりたい未来像を明確にし、
それをシンボリックを通して、社員たちに分かりやすく伝える。

 
シンボリックが明確になることで、
同じ志を持つであろう求職者への
アピールにもつながります。

 
繰り返しになりますが、

採用の間違いほど、
時間とお金の無駄はありません。

 
それだけでなく、

社員が辞めるというのは、
顔が見える中小企業の経営者にとっては、
かなりのダメージを与えます。

 
なぜなら、

これまで私が出会ってきた経営者は、

”社員には幸せになってもらいたい”

本気でそう思っているからです。

 
辞めるというのは、
 
ある意味では、
それが出来なかったということ。
そのダメージが大きいのです。

 
あなたの会社では、

未来像からのバックキャスティングで
人材の採用が出来ていますか・・・?

 
こうなりたいという未来像のためには
果たしてどんな人材が必要なのか・・・?

 
兎にも角にも、
まずは経営者である、あなたの考えを
しっかりと文字言語していくことが大切なのです。 
 

 
 
 
 

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